プリズナートレーニングのこと

この数年続けていることと言えば筋トレくらいのものです。プリズナートレーニングという自重トレーニングのトレーニングシステムに出会ってからは、ウエイトトレーニングをほとんどやることはなくなりました。

このブログもほとんど更新していませんでしたが、続けていたプリズナートレーニングについて少し書き残しておこうかと思っています。

リズナートレーニングについては著書にあるとおり、監獄内での厳しい環境下で生き抜くためのものだそうです。

そして、ウエイトトレーニングと違い多くの器具を必要としない特徴があります。

ビッグ6という6つの種目を10のステップに分けて段階を踏んでステップアップしていくそのトレーニングは数年かけてマスターステップを目指すことになります。

私は2018年ころから始めたと思いますが、マスターステップに到達するものは未だありません(もう少しでスクワットが達成できそうです)。やっていくうちにこれは焦る必要はなく、淡々とライフワークとして取り組むべきものであるような気がしてきました。もはや生活の一部です。

もちろん、筋トレ自体が生活の一部であった私ですので、大して変わらないんですけど、目標がマスターステップをクリアすることであることと、その先には何があるのかという好奇心です。

ベンチプレスを130キログラム挙げたとしても、そこにはベンチプレスを130キログラム挙げたという事実とその筋力と筋量があったという現実がありました。

筋トレをして何かを目標に頑張ってそれを達成した時、その先には意外となにもないのかもしれません。

このプリズナートレーニングのすべてのメニューをマスターしたとしてそこに何か人生の意味があるわけではないのです。

しかし、挑戦を続けたり、継続をすることで強くたくましい体と、自分の体に対する責任が増すように思うのです。このトレーニングを続けると、壁に当たるそうですが、それは自分の体重の問題です。

自分の体重をコントロールできないと、プリズナートレーニングは上手くいきません。

脂肪を減らすことと、筋力をつけることを並行してなければならないからです。

一般的にそれは困難であるような気がしますが、ただ単純に食べ過ぎなければいいのです。それが一般的に難しいと考えられてます。プロテインを摂取することをトレーニングする人は何の抵抗もなく自然に受け入れています。

私も3年前まではそうでした。一日一杯以上のプロテインをスクープしてシェイカーに入れシャカシャカを音を立てて振り、勢いよく胃の中に流し込んでました。甘めに味付けされたココア風味やイチゴ、様々な工夫をされていますね。

しかし、プリズナートレーニングにはそのプロテインの摂取は推奨されていません。必要がないとされています。実際にそうなのかどうか、アメリカの栄養学会や日本の栄養学会の回答はどうなんでしょうか。

レーニングする人は体重1キログラムあたり2~3グラムのたんぱく質を取るように心掛けましょうという情報を目にすることがあると思います。私は体重が60キログラムですが、そこから計算すると、120~180グラムのたんぱく質が必要になります。普段の食事から計算すると、どうしても足りないのです。そしてプロテインシェイカーを振ることになります。

しかしながら、プリズナートレーニングでは規則正しく食事を摂ることでまかなえると考えているようです。必要な栄養素を3度の食事でとることで足りると。

私の個人的な考えですが、プリズナートレーニングをするにあたってはプロテインは不必要だと考えます。それは脂肪を落とす必要があるからです。摂取しすぎた蛋白質はエネルギーとして使用されない場合は脂肪へと変わります。

なのでプリズナートレーニングにプロテインは必要ないですし、規則正しい食生活がもっとも重要です。

まるで刑務所のような生活をしろと言っているわけではありませんが、私自身が刑務所に入ったことはありませんし、想像以上に過酷な場所だと思います。

このトレーニングを進めるにあたり、その監獄を想像することはトレーニングを捗らせると思います。それは規則正しい生活リズム、食事、運動がトレーニングを加速させます。

ブザーと共に目覚め、消灯したら睡眠をとる。監獄だから当たりですね。私はもちろんそこまで厳格に同じような生活をしているわけではありません。

著書の中にはストレートエッジを歩けという項があります。

ストレートエッジとは薬、たばこ、酒そういった嗜好品から距離をとり、体を犯さないことです。監獄内でもそれらは手に入れることができるそうですが、私たち現実社会ではさらにそれらを手に入れることは容易です。薬、酒、たばこに関してはトレーニングの妨げになります。

規則正しい生活、ストレートエッジ、十分な睡眠。これらがプリズナートレーニングを加速させることは間違いありません。

 

約3年間続けているトレーニングですが、今の現状を綴りたいと思います。

プッシュアップ:アンイーブンプッシュアップ(ステップ7)

スクワット:ワンレッグスクワット(ステップ10)

プルアップ:ワンアームプルアップ(ステップ10)

レッグレイズ:ハンギングストレートレッグレイズ(ステップ10)

ブリッジ:フルブリッジ(ステップ6)

ハンドスタンド:クローズハンドスタンドプッシュアップ(ステップ6)

といったところです

いずれも週に1回程度のトレーニングです。年間だと50~60回くらいです。

レッグレイズやブリッジはもう少し頻度を上げてトレーニングしているのでだいたい年間100回行かないくらいのトレーニング頻度になります。

プッシュアップとブリッジはフォームや時間を意識せず、やってみたものの、ステップアップした際に行き詰まり、しっかり丁寧にやるべきだと痛感させられました。ブリッジはフルブリッジで腕と脚がまっすぐになるまで、ここに留まるつもりです。

得意であるプルアップは去年の12月に初めてワンアームプルアップが右だけできました。左はまだステップ9です。初めてワンアーププルアップができてから10ヶ月が経とうとしてますが、まだ2レップしかできません。上級者の標準にはあと数年かかるのかもしれませんね。地道にトレーニングを重ねていくほかありません。

以外だったのはスクワットです。スクワットはウエイトトレーニングでも頻繁には行っておらず、あまり積極的にトレーニングをしていませんでしたが、ステップ7のアンイーブンスクワットができるようになるとステップアップが加速し始めました。いつの間にかステップ10まで到達し、今では50レップを1セットできるようになったところです。

ハンドスタンドはステップ3のウォールハンドスタンドに1年以上の時間を費やしましたが、そこからはハンドスタンドプッシュアップとなり、1年で3ステップ進むことができ、肩の筋肉(三角筋)も明らかに大きくなっています。こういう変化はモチベーションアップにつながりますね。

 

現状を振り返ってみると、トレーニングの継続と脂肪を落とすことがこのトレーニングプログラムには大切なことのようです。

なかなか更新できずにいましたが、トレーニング関係の記事を少しずつ書いていこうかと思います。