プリズナートレーニングを読みました
今更感がありますが改めてプリズナートレーニングを読んだのでレビューをします
目次
どんな人を対象にかかれているか
トレーニングをする人に向かって書かれていますが、とくに
「いままでのトレーニングに疑問を感じてる人」に対して書かれているように思えます
ウエイトトレーニングで思うように体作りができなかったり、怪我に苦しんだり
ウエイトトレーニングをしているが、手に入れた筋力や筋肉が自分の理想とは違う
そんな風に考えてる人には是非とも読んでもらいたいと思います
また、自重トレーニングに強く興味がある人
ジムに行けない理由があって、でもトレーニングをしたい人
自重トレーニングの本は他にもありますが、この内容ほど濃いものはないように感じます
プリズナートレーニングの内容について
著者が監獄で培ったトレーニング理論とその実践について記載されています
若干、今のフィットネス業界を批判しつつ、自重トレーニングの素晴らしさを説いている内容です。
僕はそこまで感じませんでしたが、ウエイトを使ってトレーニングしていることを否定されるような気になります
もちろん、自重トレーニングの本なので当たり前のことですが
ウエイトトレーニングではビッグ3(ベンチプレス、デッドリフト、スクワット)ですが、プリズナートレーニングではビッグ6となってます
- プッシュアップ(腕立て伏せ)
- スクワット
- プルアップ(懸垂)
- ブリッジ
- レッグレイズ
- ハンドスタンドプッシュアップ(逆立ち腕立て伏せ)
の6種類です
このビッグ6で全身を鍛えるのがプリズナートレーニングです
この本の素晴らしい部分
個人的に気に入ってる事は、焦らないで着実にトレーニングを重ねて、ステップアップすることができる内容です
ビッグ6については、それぞれ10段階に難易度が別れ、その段階の中でも
「初級者」
「中級者」
「上級者」
と設定があり、反復回数やセット数の目安が記載されています
また厳格なフォームが求められており、それはトレーニングによる効果を得るためでもあるし、怪我の予防にも繋がるということです
もう一つの特徴として、レスト(休憩)時間の設定はないことです
目安としては5分以上休憩すると、体が冷えてくるのでそれ以上は休まないこと
となっています
常に時計を確認できない、監獄ならではなのかもしれません
まとめ
トレーニングする人に是非とも一度は手にとってもらいたい本です
その理由は、トレーニング理論は監獄の中でも、外でも大きく変わらないし、筋力トレーニングは長く続けようとすればするほど、焦らず継続することが大切だと再確認できるからです
もちろん短期間での、筋力増強は不可能ではないと思いますが、それを継続させるのはケガなどのリスクが伴います
しかし、焦らず体と向き合えば強度、負荷の強さにとらわれることなく、今の自分に対して何をするべきか考えてトレーニングができます
「ウエイトは逃げない」
「筋力を貯金する」
などの言葉がでてきます
最近では、筋力アップのためには101%の負荷であれば、150%の負荷であってもその筋力アップの度合いは変わらないという研究結果もあります
やり過ぎは決して良くない
腱や関節の成長についても述べられているし、そういった内容も新鮮に感じました
また2回、3回と読んでいるうちに新たな発見がありそうな本です